みおしえ
9月 『柔らかかれ』
〈心柔らかなる者には
必ず神の助けあり〉
〈人間心に
柔らかなる場合と固い場合がある
例えば 顔に柔らかなる顔と固い顔のあるが如し〉
〈柔らかなる心と柔らかなる心は溶け合うけれど
柔らかなる心と固い心は溶け合わない
更に固い心と固い心は なお更溶け合わない〉
〈柔らかなる心は自由自在を失わず
柔らかなる顔も自由自在を失わずして
幸いこれに過ぐるものなし〉
〈不幸病気は
心の柔らかさ 身体の柔らかさを失い
身も心も頑なな処へ居る者の身の上にぞ現わるる〉
〈何が故に心の柔らかさ身体の柔らかさを失うか
己が偏質に飜弄されるからである
理解の念が乏しいからである
懊悩の虜となるからである〉
〈汝等今日より
例へ 如何なる事に遭遇するとも
柔らかさを失わず
常に柔らかなる処へ居れ
幸いの来たらざるなく
健康に恵まれざるなし〉
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