|
みおしえ
8月 『人間を治す』
〈病気を治さんとする事よりも
人間自分自身を治す 是れ健康への妙法なり〉
〈病人は病気を治さんとする事が
これ病人の常である
医師も又 患者の病気を治す事を以て
自らの責任とする 然りと雖も
宗教は病気を治さんとする事よりも
その人の人間人格を治す事を以て本分とする〉
〈癌の病気に対して 社会的通念では
これを難病と言って不治の病として
断念している〉
〈抑々病気というものに
治り易い病気とか治り難い病気とか
こういうものがあるであろうか〉
〈そういうものはない 唯 精神的に治り易い人間と
治り難い人間とがあるだけの事である
これが人間の肉体的病気の重病軽病を
左右しているのである
故に 飽く迄も人間自分自身の精神状態を
治す事こそ 健康回復への唯一の方法である〉
〈癌と癌の本源
癌は頑に通ず 頑固にして頑迷〉
〈癌患者は
言うを知って 聞くを知らず
憎むを知って 親しむ事を知らず
叱るを知って 褒めるを知らず
叩くを知って 擦るを知らず
離れるを知って 合わせるを知らず
機嫌の上下甚だしく 口の開閉別人の如く
どことなく寄り付き難く
親しき友も束の間にして その度深く永くして
常に孤立のところへ居りて憐れなり
故に直ちに癌の病気を治さんとする事よりも
人間自分自身を治す事を先とせよ
これ健康快復の妙法なり
以上の事を常に心掛け
生涯 よりよき人間ならん事につとむる事
これ癌予防の妙策である〉
〈現に健康に惠まれて居りながらも 自分自身にも
癌患者に似たる数々の欠陥の潜む事を悟る者は
速やかに これの積極的改善に生涯を献げよ
これこそ癌予防の深義なり〉
|
|