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みおしえ
11月 『全力の道』
これからも、家族皆がより健康で豊かな人生を送れるよう、今月は〈全力の道〉の御教えを通して、心と生活のあり方を見つめ直し、素晴らしい運命を製造していただきたいと思います。
〈神は 神に向かい全力を振って
救いを求むる者に幸いを垂れ給う〉
皆さんは、全力を出し切って神に救いを求めているでしょうか。全身全霊で神と向き合ってこそ救われ、幸せへと導かれるのです。
〈神に救いを求むるに半信半疑は禁物なり〉
神に助けていただきたいと思うのなら、神を心から信じ切ること。半信半疑な気持ちでは絶対に助けてはいただけません。
常に神の恵みによって生かされている人間が、神の存在を信じ切れないのなら、神の救いを頂くことなど到底できないからです。
〈神に己がすべてを委ね得ざる者は
神に救いを求むる資格なし〉
どうしても、その人にはその人の生き方や考え方があるので、神にすべてを委ねるというのは、難しいことかもしれません。
しかし、すべてを神に委ねきれなければ、神に救われることなどありえないのです。そこで大切なのが、次の御教えです。
〈己れを無身 無心にする〉
迷い苦しんでいる時、身体は固くなり、心も固くなって、自分だけが辛く苦しい状況にあると思い込んでしまいます。
そんな苦悩から解放されるためには、肩の力を抜いて〈無身〉になり、心の重荷をかなぐり捨てて〈無心〉になること。どんな事情にも囚われず、悩まないよう全力を振り絞ることです。
〈汝のものは汝のものなり 汝速やかに是れを為せ
然らざれば 如何なる方法も為して益なし〉
今、現れている運命的現象は、今まで生きて来たあなたの心と生活が、そのまま結果として現れているにすぎません。
したがって、今の自分の心と生活を変えさえすれば、その結果として、運命もまた自ずと変わるのです。
家を出る時に、家族と〈ともすがり〉をするだけで、家族の運命が変わってきます。自分が今やるべき事は何なのかを冷静に考え、実践していくことです。
〈解けよ解け
解き得ざるものは速やかに是れを捨てよ〉
どうしても解決できない問題が発生した時、それにいつまでも囚われるのではなく、一旦、その問題そのものを考えることを止めてみましょう。どんなに考え努力しても解けない問題は、すべて御神尊様にお預けし、邪気邪念のないまっさらな心になること、そうすれば、そこからまた新たな道が開けてくるものです。
〈解き得るものと解き得ざるもの〉
問題が発生した時、それが解決できるものか、できないものかの分別をしっかりとすること。考えれば考えるほど心が前向きになれない問題だと判断したなら、すべてを捨てることです。
〈解き得ざるものに精神を消耗する処へ居る間
幸いの時の来たらず 健康の時の来たらず〉
解決できない問題にいつまでもこだわり、囚われ、誰にも話せずに一人で抱え込んで孤独に陥っていく。それでは、いつまで経っても幸せにも健康にもなれません。
〈自己責任を逃避する処へ居る間
永遠に幸いの時の来たらず〉
どんな運命も、すべては自分が蒔いた種から発生したもの。まさに〈自己責任〉です。
したがって、自分の運命は自分の責任で切り拓いていかねばなりません。〈自己責任〉を避けて、どんなに幸福健康を求めても、決してその願いは叶うことはないのです。
〈人間の全力は 人を動かし神を動かす〉
生来、人間は神から偉大な力を頂いて、この世に生を享けています。だから、あなたが本気になって全力を出し尽くすことができれば、必ずや人を動かし、神を動かすことができます。
〈精神力のすべて
精力のすべて
生活のすべてを献ぐる処に全力の振るわれる〉
精神力・精力・生活のすべてを献げて物事に取り組めば、あなたが持つ全力が発揮され、何事も好転していきます。
〈百獣の王ライオンも
ネズミー匹捕うるに全力を振う〉
百獣の王と呼ばれるライオンであっても、小さなネズミー匹を掴まえるために全力をふるうように、全力を出し切ること。
「ー所懸命」という言葉があるように、その時その時に誠を込めて全力で打ち込んでこそ、運命は開かれていくのです。
〈医学療法に体を委ねる場合
信仰療法に体を委ねる場合(体)(身も心も)〉
医者も人間であり、薬も人間が作ったもの。それを「大丈夫だろうか」と疑っていては、治る病気も治りません。
同様に、信仰に救いを求める場合も、「身も心も神に委ねきる」という素直な心であってこそ、運命を好転できるのです。
〈全力を振って神に救いを求むるためには
生活の明朗化につとめ
常に明るく楽しき処へ居らんとする事こそ
全力発揮の要素なり〉
人間の心は、放っておくと、いつの間にか暗くなっていきます。
だから、意識して家族にも人様にも積極的に話しかけて心を通わし、全力で明るく楽しく生きていこうと努めることが大切です。
〈心の中に体の中に 不幸病気の居り処なきまでに
全力を発揮する為に 身心共に
明朗快活であれば 不幸病気の居り処なし〉
全力で心も身体も〈明朗快活〉であるよう努めさえすれば、どんな不幸も病気も、あなたを蝕むことはできません。
そのためにも、毎日の祈りの中で、御神尊(かみ)の御慈光(みひかり)を授かり、自分自身を光り輝かせてください。
〈囚われず 悩まず 襖悩せず 常に笑って
人の前を憚からず 神の前を憚からず
すべての人と共に楽しからんとする者には
必ず全力の発揮されて 運命開拓の容易なり〉
どんなに苦しく辛い事情に遭遇しても、決して考え過ぎず、悩み過ぎないこと。そして、いつも笑顔で、どんな人とも楽しく生きていこうと努めることです。
そうすれば、必ず全力が発揮され、驚くほど運命が開拓されていくこと間違いありません。さらに精進いたしましょう。
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